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取材ノートから:「手を打てないのか」 /山形

 小国町立病院で9月からお産ができなくなった。これで置賜地域でできるのは、20床以上のベッドを持つ公立置賜総合(川西町)、米沢市立の2病院と、米沢、南陽両市で開業する19床以下の計4医院(診療所)だけ。3市5町ではこの6カ所以外では産めない▲置賜保健所によると、理由は産婦人科医不足。お産のリスクの影響も。小国からは40分以上かけてこれらの病院、医院へ行くしかない。「40分ぐらいなら」という声もあるそうだが、そういう話と違うと思う。お産の危機は続く▲少子化、少子化といわれて久しい。分かっているのに手が打てていない。時、あたかも選挙モード。候補の政治家たちはこれから、演説の“二言目”ぐらいには取り上げ、命を守るというだろう。本当に動いてほしい。【近藤隆志】

毎日新聞 2008年9月23日 地方版

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