豊後大野市の公立2病院統合問題について芦刈幸雄市長は22日、県の支援を受けた上で機能統合する公立おがた総合病院と診療所として残す県立三重病院を市が運営していく方針を市議会に示した。
芦刈市長は、統合に必要な経費の3分の2を県が補助する▽県は市に対し県立三重病院の施設を無償貸与する▽医師や看護婦は県・市共同で確保する--などの支援策を県に求めていることを、市議会全員協議会で説明。議員からは「市単独の運営では医師の確保で今後県の支援を受けられないのでは」「三重病院にも入院機能を残してほしい」「医師確保のため待遇を改善すべきだ」などの意見が出た。
先月、芦刈市長と広瀬勝貞知事は、公立おがた総合病院に機能統合するなどで合意。今月中にも会談し、支援策について話し合う予定。【中島京】
毎日新聞 2008年9月23日 地方版