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明確な殺意、多い謎 犯行2〜3分 福岡小1男児殺害 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:子供の安全
福岡市西区の小戸公園で小学1年、富石弘輝君(6)が殺害された事件は犯人に明確な殺意があった疑いが浮上している。母親(35)が離れたわずか2〜3分で犯行に及んでいるうえ、首には細いひもを2重にして絞めた跡が残っていた。一方で、誰かが連れ歩いている目撃情報や悲鳴を聞いた者がいないなど謎も多く、福岡県警は目撃者探しなどに全力を挙げている。
●死角
弘輝君は18日午後3時15分ごろ、母親と自宅近くの公園を訪れた。弘輝君はアスレチックコーナーにある遊具で遊んでいたが、同3時半ごろ、母親が近くのトイレに向かった。戻ったときにはすでに弘輝君の姿はなかった。この間、わずか2〜3分だった。
同4時25分ごろに弘輝君はアスレチックコーナーから十数メートル離れたトイレで発見されたが、この間に悲鳴を聞いた人は誰もいなかったという。周囲は木々も茂り公園内の「死角」だ。
短時間で人目につかない場所、そして誰も悲鳴を聞いていないことに、元警視庁捜査1課長の田宮栄一氏は「土地勘があり、公園内で子供を物色していた可能性がある」と指摘する。