中国、粉ミルクから有害細菌検出 髄膜炎の恐れも【北京22日共同】22日の中国甘粛省の地方紙、蘭州日報(電子版)によると、粉ミルクから有害物質メラミンが検出された事件を受け、甘粛省の食品安全当局が検査した結果、汚染された粉ミルクを製造、販売したメーカー、三鹿集団(河北省石家荘市)の粉ミルクから腸内細菌のエンテロバクター・サカザキが検出された。同菌は髄膜炎など重い病気を引き起こすこともあるとされる。 粉ミルク汚染事件では、メラミンによる腎臓結石など泌尿器系の疾患の被害が拡大したが、新たな細菌の検出により、さらに被害が広がる恐れもある。 同菌をめぐっては、北京市疾病予防コントロールセンターが昨年、中国国内の企業が製造した粉ミルクなどから菌を検出したと発表していた。 甘粛省は、粉ミルク汚染による乳幼児の被害が最初に明るみに出た省で、死者が2人出ている。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)