拝啓 その後 珈琲は上達しておりますか
最後に店に行った時、下手に「今日はマトモでした」とか
ほめるべきではなかったな、と軽く後悔しています。
「昨日よりはマシです」
ぐらいにしておくべきでした。実際、そうだったので
とにかく、マスターの教えとは関係なく、あなた自身の感覚で
あなたの珈琲をいれ続けて下さい。
あなたはまるであの店に呼ばれたように、雰囲気が見事に合っ
ています。マスターも、そこを高く買っているのでしょう。
けれどそれに奢る事なく精進して下さい。
カフェの命は、やはり最終的には、珈琲ですから。
お客さんの目は見れなくとも、珈琲が見事なら、言う事はありません。
あなたは私のブログなど、まず100%開かないでしょう。
それを見越した上で、書いております。出さない手紙です。
あなたが私を嫌がる以上に、私も、会いたくないのです。
最後に会った時は、言っておきたい事があったので、仕方ありません
でした。けれどやはり行くべきではなかったな、と思います。
昨日今日で、珈琲がすぐ上達する訳もないんですから・・
今後、何か言いたくなったら、ここに書きます。
お元気で。いい秋を、お過ごしください。 敬具
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