【エルサレム=村上伸一】汚職疑惑で辞意を表明していたイスラエルのオルメルト首相は21日夜(日本時間22日未明)、ペレス大統領に辞表を提出し、正式に辞任した。今後は暫定首相として国政を運営する。
地元の報道によると、ペレス大統領は22日にも、与党カディマでオルメルト氏の後任党首に選出されたリブニ副首相兼外相に、連立政権の樹立を要請すると見られている。
オルメルト暫定首相の任期は、リブニ氏が年内に連立政権を発足させて新首相に就任するか、それができなければ来春の総選挙を経て新首相が決まるまで続く見通し。