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舛添厚労相「指導医の評価手法を」

 舛添要一厚生労働相は9月22日、厚労省内で開かれた「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期研修制度)のあり方に関する研究」班会議(主任研究者=土屋了介・国立がんセンター中央病院病院長)の初会合でのあいさつで、「研究者と教育者としての資質は違う」と述べ、指導医の評価手法など指導体制の在り方について検討する必要があるとの認識を示した。

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 同省によると、省内の研究班の会議で厚労相があいさつするのは異例。

 舛添厚労相は、2004年度から始まった新医師臨床研修制度を評価する声がある一方で、同制度が医師の偏在に拍車を掛けているとの見方もあると指摘し、「例えば研修の期間を1年短縮するだけでも一気に医者が増えるのではないかと言う方もいる」と述べた。

 このほか、「一人前の医師になるまで、どのようなプログラムでやればいいのか」と、研修内容について検討する考えもあらためて示した。

 臨床研修制度の見直しをめぐっては、厚労省と文部科学省が共同で設置した「臨床研修制度のあり方等に関する検討会」が年内に報告書をまとめる方針を示している。これに対して研究班では、地域医療を担う「家庭医」育成のためのプログラムなど後期研修の在り方を専門家の立場で話し合う。


更新:2008/09/22 18:27   キャリアブレイン


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