おののけ！シボさんファンクラブ
ハァーイ。アフタヌーンの白いヒロインといえばベルダンディー、では黒いヒロインといえば？ことBLAME!のシボさんよ。知る人は知ってると思うんだけど、私ってやたらめったらすぐ死ぬヒロインとして超有名なの。劇中だけでもすでに４回は死んでると言って過言じゃないのよ。すごいでしょう。でもその度によく分かんない設定を引っさげて生き返ってくるさながらゾンビ女王ってとこね。あ、いけない、どちらかといえばメカゾンビね。なんだかゾイドみたいだけど気にしないで頂戴。じゃあ私が毎回どんな死に方をしているか順を追って紹介していくわ。まずは初登場時から。
初登場時のシボさん
いきなり死んでます。
違った、正確には地下下水道で最低限の生命維持環境に放置されてるだけで死んではいないんだけど、半分死んでるには違いないわね。それに次の図を見て頂戴。
ムカデに這われるヒロイン
ムカデに這われちゃってるわよ私！お肌もカサカサでとても人様にお見せできる状態じゃないわ。
とても漫画のヒロインの第一回登場シーンとは思えないわよね。やっぱりヒロインの登場シーンとしては、登校中に曲がり角で主人公とぶつかるとか、パソコンモニタからわいてくるとか、寝坊がちな主人公を起こしにくるとかして欲しいもんだわ。作者ったら変態にちがいないわね。
劇中で第一体目のシボさん
ところで私がなんでいきなりこんなかと言えば、超構造体という、まあ言うなればビルの天井をぶっ壊そうとしたから刑罰受けてたからなんだけど、その超構造体破壊も失敗した時の爆発にまきこまれてやっぱり一回死んでるのよ。上の黒髪が死ぬ前の私でさっきのムカデがバックアップから再生された二体目の私。私ったらヒロインなのに霧亥に会う前にすでに死んでるの。、ほらね、すでによく分かんないでしょ？まったく万事こんな調子。どうにかして欲しいわ。あんたもそう思うでしょ？
あんた
その後の展開行くわよ。ムカデバージョンの時に霧亥がやってきて、色々あって新しい体を手に入れたの。体を見つけた時に「体がいっぱいあるよー体がいっぱいあるよー」ってはしたないセリフを口走ってしまったことは内緒にしておいてね。
シボさんVer.3
このボディーでいられた期間が一番長かったわね。けど、敵セーフガードと戦ってるうちに機能不全、霧亥の脳とアクセスしてしまったために予備電子界とかゆうよく分かんない所ににすっ飛ばされてるうちに、あわれ胴体真っ二つ。あれは痛かったわ〜。
胴体真っ二つのシボさん
爆死、ムカデ、胴ちょんぱとは酷い体験よ。霧亥なんてせいぜい腕がもげて針撃たれて瀕死かと思えばパワーアップしてるじゃないの！この差はいったい何？作者もしかして私殺して楽しんでない？「グヘヘヘ、次はどうやって殺してやろうか。ヒロイン殺し萌え〜」とか言ってるんじゃないかしら！まったく変態よね。君もそう思わない？
君
さて胴体もげたくらいじゃ死なないのが私よ。今回は予備電子界にあったセーフガード搬送機に乗って、敵セーフガードの親玉だったサナカンってやつに侵入して制御を乗っ取ってやったの。まぁ憑依してるみたいなものかしら。
シボver.4 (シボ in サナカン)
このロリなボディーが今度の私。元々がセーフガードなもんだから、特定のエリアから外に出ると逆にコントロール取られるデメリットがあったんだけど、空も飛べるし、その辺に落ちてる材料からエネルギー吸収できるし結構便利だったのよ。でもね、このボディーの間中、霧亥の様子がなんか変だったの。視線が…こう…何て言ったらいいのかしら。私を狙ってるというべきか…。例えばこの図を見てちょうだい。
踏みとどまる霧亥（４巻109ページ2コマ目）
明らかに私を襲おうとしてるのよ！
見てこの怯えるかよわい私を。アダルトボディーの時はそんなそぶりなかったのに、霧亥ってロリコンだったのかしら。まったくとんでもない変態だわ。
どさくさにまぎれて抱きつく霧亥
ムカデの時はめんどくさそうに背中に背負ってたくせに、何よ、抱きつこうっての？100年早いわよ。この変態。ロリコン。百姓。更に次のシーンが決定打ね。
体の使い方について考える霧亥
あんた何考えてるのよ！
不潔よ！変態よ！私ってなんてヤツと旅してたのかしら。いくらアイツの銃が必要だったからって自分が情けないわ。私はロリコンと旅を……。あげくの果てに、作者まで変態なのよ。私、途中で珪素生物とかいう非科学的な連中に思いっきり胴体貫通されたんだけど、その時の描写が何だか艶かしいの。
後ろ向きな艶かしさ
この死体愛好家のような不気味っぷりといったら無いわ。色気の少ないBLAME!における濡れ場のつもりかしら。主人公はロリコン、作者は変態、とんでもない漫画だわ。私が可愛そうよ！ねえ、ナランチャもそう思うでしょ？
ナランチャ・ギルガ
ところでこのサナカンボディーなんだけど、サナカンの逆襲に遭ったりして離れざるを得なくなっちゃったの。で、次の私のボディーは何だと思う？ムカデじゃないわよ！答えは私。異世界、というより平行世界にいた私が死んじゃって、そのボディーを拝借したの。よく分かんない設定よね。
シボVer.5
さて、最新の私はまた違うボディーなんだけど、このページ作ってる人がアフタヌーンを捨ててしまったのでそこまでは補完できなかったの。それについてはまた次回、単行本が出たころにするわ。じゃあ最後に、霧亥がロリコンという駄目押しをお届けしてさようなら。
シボVer.5（アダルト）と密室で二人きりになったとたんさっさと寝てしまう霧亥
つづく