県内の主要病院の関係者でつくる「県ドクターヘリ導入推進協議会」の木下順弘代表理事(熊本大教授)らが県庁を訪れ、医師や看護師が同乗した緊急医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)の早期導入を求める要望書を提出した。
県内では、生命の危機に〓した最重症救急患者の診療(三次救急医療)に対応できる病院は、熊本市に集中しており、県内各地からそうした患者を、いかに短時間に搬送するかが課題になっている。
協議会は、熊本都市圏以外の救急病院からのドクターヘリを求める声の高まりを背景に2月に設立された。要望書では「ドクターヘリ導入を目指す」とした蒲島郁夫知事の公約の早期実現▽導入の是非を検討する委員会設置--などを求めた。
ドクターヘリは、九州では福岡、長崎両県が導入している。【笠井光俊】
毎日新聞 2008年9月22日 地方版