
妙技を繰り広げるブルーインパルス=航空自衛隊小松基地
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航空自衛隊小松基地の「2008航空祭inKOMATSU」は二十一日、同基地で行
われ、大空に白い軌跡を描く戦闘機の曲技が約八万九千人(主催者発表)の来場者を魅了
した。エプロンでは北國フォトクイーン撮影会(北國新聞社、北國写真連盟主催)が開か
れ、祭典を華やかに彩った。
飛行ショーでは、築城基地(福岡県)所属のF15戦闘機が墜落した事故を受け、特別
点検を終えた小松基地所属のF15延べ十六機が登場し、急上昇や時速約七百キロでの急
旋回などの機動、編隊飛行を繰り広げた。
松島基地(宮城県)所属のブルーインパルス六機は、一メートル間隔で飛行するファン
ブレイクや高速でのすれ違いなどの妙技を披露した。雨が降る空模様でショーの時間は短
縮されたが、大空にスモークでハートを描くと、かたずをのんで見守っていた観客から拍
手と歓声が沸き起こった。
エプロンには、小松基地所属機をはじめ、F4ファントムや米海兵隊のFA18など全
国の基地から集まった二十五機の航空機が並び、展示機を背景にした撮影会では、北國フ
ォトクイーンの六人が大勢の写真愛好家に笑顔を振りまいた。
救難隊を舞台に小松基地などで今夏撮影した映画「空へ〜救いの翼〜」に出演した俳優
渡辺大さんが訪れ、一日基地司令を務めた。装備品の展示や紙飛行機大会も行われ、にぎ
わった。