福岡市西区の小戸公園で近くに住む小学1年、富石弘輝君（６）が殺害された事件で、県警は22日、母親の会社員、薫容疑者（35）＝同市西区小戸＝を殺人と死体遺棄の疑いで逮捕した。薫容疑者は容疑を認めており、「自分も難病で将来を悲観していた。子どもを殺して自分も死のうと思った」と供述。県警は詳しい動機を追及するとともに犯行前後の経緯など全容解明を急ぐ。

　調べによると、薫容疑者は18日午後3時20分ごろ、公園の公衆トイレで男児の首をひも状のもので絞めて殺害し、遺体をトイレ外壁と柱のすき間に遺棄した疑い。「衝動的に（首を）絞めた」と話しているという。

　関係者によると、薫容疑者は育児に悩んでいた様子だったという。(11:21)