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【岐阜】新築のトイレでうどん 地元の風習で完成祝う、JR下呂駅前2008年9月22日
下呂市幸田のJR高山線下呂駅前に公衆トイレが新設され、21日に記念式典があった。観光関係者らが地元の風習にちなんで、トイレの中でうどんを食べて完成を祝った。 昔はトイレが離れにある家が多く、冬は脳卒中などを起こす人も少なくなかった。このため、新築の際にうどんをすすって温まり、健康を願う珍しい風習が市内に残っている。 式典ではテープカットに続き、野村誠市長や伊東祐下呂温泉観光協会長らが中に入り、地元の米・龍(りゅう)の瞳(ひとみ)で作ったうどんを味わった。 トイレは観光案内所の横に設けられ、総工費は1218万円。これまでは改札を通らずに下呂駅構内のトイレを利用できたが、JR東海が無賃乗車の防止などを理由に方針を転換。同市が6月に工事を始めていた。 (福本雅則)
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