2008年9月21日 22時40分更新
大手食品メーカー「丸大食品」が中国で製造した菓子パンなどに、健康被害が問題になっている化学物質「メラミン」が混入した疑いがある中国産の牛乳が使われていた問題で、菓子パンを販売していた岡山県内のスーパーでは商品を撤去するなどの動きが広がっています。
この問題は、20日、丸大食品が中国の子会社の工場などで製造した菓子パンや冷凍食品など5種類の商品に、健康被害が問題になっている「メラミン」が検出された牛乳を生産している同じメーカーの牛乳が原料として使われていたことが分かったものです。
これを受け、これらの商品を取り扱っていた県内のスーパーでは、店頭から商品を回収する動きが広がっています。
このうち岡山市西古松のスーパーでは菓子パンの「クリームパンダ」を販売していたため、きのう販売をとりやめ売り場から撤去しました。
スーパーでは買い物客に向けて「商品は、安心安全性を考えて売り場から撤去いたしました」とするお知らせを売り場に貼り、買った人が申し出た場合は返金して商品を回収することにしています。
買い物客は「何を信じて食べ物を買ったらいいのか分からなくなる」とか、「極力、表示を確認して中国産でないものを買うようにして自衛している」などと不安を口にしていました。