自転車の事故防止は、今年の交通安全運動の重点目標に挙げられています。玉野市立宇野小学校には、浜本美麗さんなど6年生児童5人が集まりました。この5人、子ども自転車大会で県内2位に輝いた自転車の達人です。さっそく地域のお年寄り15人の前で模範走行を披露。「道路の左側を走る」「踏み切りの手前では自転車を降りて、押しながら渡る」など安全な乗り方を見せました。参加したお年寄りも、子どもたちに習って自転車に乗り安全確認の大切さを学びました。岡山県内の自転車による事故は去年より減っていますが、自転車の方に過失がある事故の件数は増えており、死亡者数も増加しています。玉野警察署では、高齢者10人をサイクルリーダーとして養成し、自転車乗り方講習を実施するなどして自転車事故防止に力を入れています。
この「瀬戸内オープンウォータースイミング」は、岡山県水泳連盟が2年前から毎年実施しています。今年の夏に開催された北京オリンピックから正式種目として採用され、徐々に注目度も高まっています。第1回大会では参加者は40人あまりでしたが、3回目の今年は過去最高のおよそ250人がエントリーしました。本来は5kmから25kmの距離でレースを行いますが、この大会では砂浜沿い1kmの周回コースで、1km、2km、3kmでタイムを競います。このほかにも海で泳ぐ楽しさを味わってもらいたいと、初心者が体験するための100mのレースや3人で500mずつ泳ぐリレー競技も設けられています。雷の影響で、一部の種目が中止されましたが、参加した選手は波に負けじと必死に腕をかき、ゴールまで泳ぎきっていました。
この講習会は、岡山県栄養士会倉敷支部が開いたもので、地元の主婦ら20人が参加しました。倉敷成人病センターの病院栄養士小野明子さんが講師を務め、「間食をゼリーや果物にすることで高齢者に不足しがちな水分補給につなげること」など、高齢者の食事で気をつける点を説明しました。このあと参加者は、鮭を使ったコロッケや、切干大根のミルク煮などカルシウム不足からなる骨粗しょう症予防の料理5品を作りました。高齢者の食事のポイントは「いかに食事を楽しむか」です。栄養面でのバランスはもちろん、四季折々の旬の素材を使ったり、郷土の素材を使うことで、懐かしさや季節感を演出することが大切とのことです。参加した主婦らは、栄養士会のメンバーからアドバイスを受けながら、料理を完成させるとおいしそうに味わっていました。