バージニアの温泉宿
DC在住日本人向けの情報交換掲示板で、「バージニアに温泉宿がある」という書き込みがあったのを妻が見つけ、即座に予約。
掲示板効果で予約が殺到していたようだが、何とか今週末の1泊を押さえることができた。

ベセスダの自宅から約1時間40分ほどで到着。公共交通機関がないので、クルマがないと絶対に行けない。なお、夜道は真っ暗なので、行くなら日のあるうちに行く方が良いだろう。
宿の外観は普通のロッジのようだが、中身が凄い。
このロッジはこの地域一帯を所有する地主さんと日本人の奥様が経営しており、その中身は完全にジャパニーズ・スタイルだったのだ。
NYや西海岸ならともかく、こんなバージニアの僻地(失礼)で完璧な日本式サービスを味わえるとは・・・その感動を紹介しよう。
まず、部屋には浴衣が常備されている。
久しぶりに浴衣を着てみた。やっぱり落ち着くねー。
部屋に備え付けの浴槽もこんなに大きい。大浴場があるので結局利用しなかったが、これだけでもアメリカでは凄い方だ。アメリカでもこんな浴槽売ってるんだねえ。。。
部屋に備え付けの手ぬぐいも思いっ切り日本製だ。
大浴場は2つあり、男女別ではなく、時間を決めて各家族が使用する仕組みだ。「入浴中」の札も見える。
そしてこれが大浴場の浴槽。泳げるくらい広く、最高に気持ち良い。
水温は約42℃で温泉にしては少し低めだが、温泉慣れしていないアメリカ人客のことを考えれば已むなしなのだろう。
洗い場も広々。シャワー(ホース付き)からも温泉の源泉が流れてくる。
大浴場の隣には、畳の座敷があり、風呂上がりにくつろげるのだ。
なお、今回我々が泊まったのは洋室だったが、"Sunrise Room"という和室の客室もあるそうなので、次回はそこに泊まろうと思う。
極めつけはこの朝食。これがまたメチャクチャ美味い。普通の日本の温泉旅館を上回っているんじゃないだろうか。
卵はこちらで飼育している鶏の卵なので、生で食べてもまったく問題ない。朝からご飯をおかわりしてしまった(笑)
もちろん朝風呂にも入る。寝てる間に冷えた身体が暖まる・・・
宿の周辺には広大な草原が広がるので(敷地は何と175エーカーもあるそうだ)、チェックアウト後に散歩してみた。
とても人なつっこい宿の飼犬3匹が先導してくれて、飼主のような気分も味わえる。

あいにく天気は今ひとつだったのだが、アメリカにいながらにして日本風の温泉を満喫できた上、これまた日本風の行き届いたサービスに美味しい朝ご飯まで付いてきて、極めて満足度の高い2日間だった。ここはまた絶対に来るだろうし、今度はバージニアの他の温泉にも足を運んでみようと思う。

PEMBROKE SPRINGS RETREAT
6238 Wardensville Grade
Star Tannery, VA 22654
Phone: 540 877-2600
Toll Free: 888 348-1688
by vancelaw | 2007-12-09 17:36 | Travel | Trackback | Comments(2)
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Commented by マーク at 2007-12-12 03:11 x
さすが,アメリカにはこういうところがあるんですねぇ。

日本に住んでいる人からすれば,
「何もわざわざ海外でそんなところに行かなくても」
ということになるかもしれませんが,
海外で日本を無性に求めたくなる気持ち,よ~く分かります。
Commented by vancelaw at 2007-12-13 22:35
いやいや、アメリカでもここまで凄いのはなかなかないんじゃないかな。ニュージャージーに韓国人経営の銭湯があると聞いたことがあるけど。
まあ、アメリカにいるのに「日本の物が簡単に手に入るのはツマラナイ」とか言う人もたまにいますが、何と言われようと僕はここを全面支持です。風呂は偉大だよね。
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