福岡市の公園で小学１年生の男の子が殺害された事件で、男の子が発見場所とは違う場所で殺害された可能性が高いことがわかりました。

　福岡市西区の小学校１年生、富石弘輝くんは今月１８日、公園の公衆トイレの脇で首を絞められ殺されているのが見つかりました。

　警察のこれまでの調べで、遺体発見現場の周辺に弘輝くんのものとみられる子どもの足跡がないことや、トイレの周囲が土で覆われていながら、はだしだった足の裏に汚れがないことがわかりました。

　このため警察は、弘輝くんが別の場所で殺害されたあと、人目につかない公衆トイレの脇に放置された可能性が高いとみています。

　また、弘輝くんは母親がトイレに行っている間に行方がわからなくなっていますが、その頃、弘輝くんが遊んでいたアスレチック場の周辺で不審な男が目撃されていたことがわかりました。警察は目撃者の男性から話を聴いて、事件との関連を慎重に調べています。

　２０日は、弘輝くんの告別式が営まれました。

　「子どもたちみんなで、お見送りしたいと思っていますので、安らかにお眠りくださいということを申し上げたいと思います」（弘輝くんが通っていた小学校の校長）

　親族や学校の関係者らが参列し、弘輝くんの早すぎる死を悼みました。（21日00:51）