YOSHIKIがアジア行脚をついに完走だ。4日間で台湾、香港、タイ、韓国を回り、連日分刻みの過密日程。移動距離は1万605キロ、取材に訪れた報道陣は約700媒体、殺到したファンは実に15万人以上(イベント参加応募者の総数)に及ぶ、破格のプロモーション・ツアーだった。
最終日となったこの日は、未明にタイを出発。韓国でイベントを開催、深夜に千葉・成田空港に帰国するという超過酷スケジュール。ソウルでは市庁舎前のプラザホテルで、ファン300人を招き公開会見を開催した。
ホテルには国家行事以外では初めてという「WELCOME YOSHIKI」との垂れ幕が正面と側面に登場。司会をトップ歌手のチェ・ヨン(29)が務めるなどの、さまざまなVIP待遇で迎えられた。
YOSHIKIは大感激で「ヨロブン、アンニョンハシムニカ(みなさん、こんにちは)、ハングッサランヘヨ(韓国を愛してます)」などと韓国語であいさつ。来年3月21日、ソウル・オリンピック公園第一体育館で公演すると発表。会場は悲鳴と絶叫が入り交じった大歓声に沸いた。
アジア各国で大歓迎を受け、「温かい歓迎を受けて本当に感謝してます」とYOSHIKI。今回の移動の“足”となった、各国のプロモーターが用意したベッド付き豪華プライベートジェット、「グローバルエキスプレス」にも感謝。持病の頸椎(けいつい)椎間板(ついかんばん)ヘルニアやけんしょう炎などへ負担も軽く済み、過酷日程の完走に大貢献だったという。
成田に降り立ったYOSHIKIは「いやぁ、疲れた」と言いつつも、4日間の渡航を振り返り「アジアはつかんだ!」と満面の笑み。後は世界ツアーに向け、さらに全力で突き進むだけだ。(納村悦子)