【北京・浦松丈二】中国で化学物質メラミンが混入した粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石などになった問題で、製品からメラミンが検出された「伊利」「蒙牛」「光明」などメーカー21社は20日、被害者への賠償や再発防止策を盛り込んだ「品質安全誓約書」を中国政府に提出した。中国中央テレビは21日、各社の代表が誓約書を読み上げ、頭を下げて謝罪する場面を放映した。
誓約内容は、統一基準による被害賠償▽汚染製品の生産停止と回収▽原材料と製品の検査厳格化--など。誓約書を受け取った国家品質監督検査検疫総局の蒲長城・副局長は「今後、食品原料以外のものを違法に添加した企業、個人は厳しく処罰する」と表明した。
毎日新聞 2008年9月21日 19時03分