21年間冷凍保存した精子で子宝に恵まれた男性

新華社ワシントン(米国):精子の冷凍保存はすでに珍しいことではない。しかしアメリカのある男性の精子が冷凍保存されたあと21年後、人工授精に成功した。これほど長く冷凍保存された精子で赤ちゃんができるのは、世界で初めてだ。
Ken Deckerさんはアメリカのテレビ番組のカメラマンだ。17日、彼はテレビ番組に出演し、自分が精子を凍結して21年後、子宝に恵まれた奇跡を語った。
彼は24歳のとき、精子の冷凍保存を決意したという。化学治療のため、将来子供が作れなくなる可能性があったからだ。Kenさんによると、精子の冷凍保存を勧めたのは彼の母親だ。Kenさんはその後、同僚の女性のMichelleさんと2004年に結婚することになる。
精子は冷凍保存されると無期限で生存することができるが、現在の技術では冷凍した精子を使って妊娠することは難しい。このためKenさんは、自分が父親になることは不可能だと考えていた。しかし妻・Michelleさんの励ましのもと、2人は冷凍精子での妊娠率が高い方法で人工授精を実施。3度試み3度とも失敗したが、4度目にようやく妊娠に成功したという。妻の胎内では今、女の子がすくすくと育っているとのことだ。
【翻訳編集:JCBB(H.A)/G-SEARCH】