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倒産したリーマン日本法人社長・桂木明夫なる男の正体

●三笠フーズ社長とどこが違うのか

 米国本社に続き、日本のリーマン・ブラザーズ証券も3兆4000億円の負債を抱えて潰れた。呆れたのは、16日夜になって渋々、報道陣の前に姿を見せた桂木明夫社長(55)の会見だ。

「外的要因が大きいことは誰もが認めるところだ」なんて、他人事のように倒産原因をしゃべっていたが、ふざけるなだ。

 一体、リーマンのせいで日本企業と投資家はどれだけ損害を被ったか分かっているのか。

 4―6月だけで日本の個人金融資産は65兆円も吹き飛んでいる。国家予算と同規模だ。そのうえリーマン・ショックが株価を600円も暴落させ、時価総額で20兆円が一瞬で消えた。

「事故米」の三笠フーズの社長よりも、ある意味、罪は重いくらいだ。しかも、単なるお飾り社長ならともかく、桂木社長は、今回の破綻劇を招いた米本社のリチャード・ファルドCEOにヘッドハンティングされ、01年9月から7年間もトップの座に就いている。三笠フーズ社長のように報道陣に追い掛けられ、こづき回されてもおかしくないのに、「会見に応じてやっている」という横柄な態度だった。

「東大法から日本興業銀行の国際金融部門に進んだ男らしく、自分以外は小バカにしている。金融界では“あの男は儲けるためなら何でもやる”というのが桂木評です。ライブドアによるニッポン放送買収騒動では、どの金融機関にも相手にされないLDの弱みに付け込んでMSCB(下方修正条項付き転換社債)を引き受けてアッという間に売りさばき、150億円のサヤを抜いた。稼ぐためには手段を選ばないし、日本の商慣行は眼中にない。顔は日本人だが、中身はガツガツしたアングロサクソンそのものともっぱらです」(大手証券幹部)

 興銀の後は、米バンカーズ・トラスト、ゴールドマン・サックス東京支店、モルガン・スタンレー・ジャパンと外資を渡り歩いてきた。日本流の商道徳なんてもともとないから、土下座することも知らないのだろう。おまけに3兆円もの負債を抱えても罪に問われることはなく、すでにン億円、ン十億円と稼いでいるから、今後も悠々自適だという。庶民投資家はアホらしくて泣くに泣けない。

(日刊ゲンダイ2008年9月18日掲載)


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