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【社会】

長野などの給食にも事故米 卵焼きで計9万食超

2008年9月21日 朝刊

 島田化学工業(新潟県長岡市)がカビの付着した事故米から製造した「米でんぷん」が、愛知県内の給食以外に千葉県と長野市、兵庫県加西市で学校給食用の卵焼きなどに使われ、計約9万食以上が提供されていたことが20日、分かった。健康被害などの報告はないという。

 千葉と長野はいずれも愛知県と同様、食品加工会社「すぐる食品」(東京都)の製品。1%程度のでんぷんが配合されていた。

 このうち長野市では、厚焼き卵を納入した食品販売会社「ナガキュウ」(長野県松本市)は「同じ商品を県内各地の学校や一部の病院、老人ホームなどに納入した」と説明しており、事故米が混入した食品の流通が拡大するとみられる。

 

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