西宮市で阪急甲陽線の電車が脱線した事故で、現場には20日朝から事故調査委員会が入り、レールと車両を調べた。脱線事故があったのは阪急甲陽線の甲陽園駅で、3両編成の最後尾の車両が駅に入る直前に脱線したが、乗客に怪我はなかった。現場には20日朝から国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会の調査官2人が入り、レールの傷の状態を調べた。その後、現場から撤去された事故車両が収容されている車庫に入り、車両本体の調査に入った。現場は単線から複線に切り替わる分岐点で、運転士がこのポイントを通過する際に衝撃を感じたということが明らかになっている。阪急電鉄によると、今月11日の点検でポイントに異常はなかったという。甲陽線は21日昼前、運転を再開した。 (09/21 11:50)