ソウルの売春街、今の様子は(中)
◆永登浦駅前の「テキサス通り」
永登浦駅前の路地を通るたびに客引きが接近…役割分担し密かに営業
午前0時過ぎの永登浦駅前は、終電を逃した人たちでごった返していた。デパートと一体になった駅の裏側の暗い路地の入口には「駅前派出所」がある。その隣には「青少年立入禁止 0時‐24時」と書かれた表示板がかかっている。その中へ入って行くと、40‐50代の女性数人が立っていた。
30メートルほど歩くと、40代の女性が後を追ってきた。「うちに来てよ」「いくらですか」「安くしてあげる」「もう少し見てから行くよ」。近所の市場で交わすような親しげな会話を交わした。この女性が立ち去ると、今度は別の女性が後を追ってきた。路地を通り過ぎるたびに女性が後を追ってきたが、同じ女性が追ってくることはなく、役割を分担しているかのように見えた。永登浦駅の裏の暗い路地では密かに売春行為が続けられているようだ。
ここでも警察が手をこまぬいているわけではない。駅前派出所の前に停まっているパトカーは、売春街一帯を随時パトロールしていた。また、警察官がオートバイで巡回していた。客引きも警察を常に意識しているようだ。ある50代の女性は携帯電話を手にしている記者を見て「おじさん、警察でしょう」と尋ねてきた。警察は売春宿の客になりすまして取り締まりを行っているようで、路地の中で制服姿の警察官を見ることはなかった。
◆清凉里「588」
長安洞とは大違い、今も営業続く
清凉里駅の脇のコンビニから路地を入ったところが、いわゆる「588」だ。ここは長安洞と同じく、東大門警察署の管内だ。だが、警察の集中的な取り締まりで壊滅状態に陥った長安洞とは違い、「588」では売春宿のネオンが灯っていた。中をのぞくと、いすが2‐3台あったが、売春婦は一人しかいないようだ。営業している売春宿は半数程度あるようだ。一部の売春宿は木の合板で入口をふさいでいた。前を通り過ぎるたびに、売春婦が中から「お兄さん、遊んでいこう」「うちにおいで」などと声をかけてきた。売春宿の前に車が停まっているところもあったが、ボンネットは熱くなかった。客の車ではないようだ。
イ・インムク記者
- ソウルの売春街、今の様子は(上) 2008/09/21 10:15:58
- ソウルの売春街、今の様子は(下) 2008/09/21 10:16:06
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