岡山放送局

2008年9月21日 0時37分更新

菓子メーカー自ら安全性確認を


食用に使えない輸入米などが不正に転売された問題で、これらのコメが流通した可能性がある県内の和菓子メーカーが加盟する組合が19日会合を開き、今後は、メーカー自らが商品の安全を証明するために努力することなどを申し合わせました。

大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が不正に販売していた輸入米などは県内でも、菓子材料の販売会社2社を通して和菓子などのメーカー16社に流通していた可能性があることが分かっています。

これらのメーカーの多くが加盟する岡山県菓子工業組合が昨夜、岡山市で会合を開き、理事など15人が消費者の信頼を取り戻すための対策を話し合いました。
会合では理事の1人から組合に加盟する店の売り上げが減っていることなどが報告されました。

このあと会合ではメーカー自らが原材料の流通ルートを確認したり、新たな取引先から材料を仕入れる際は、県の検査機関に依頼して品質を確認したりして、商品の安全を証明するために努力することを申し合わせました。

一方、中国四国農政局は今回の問題を受けて、消費者やメーカーなどからの相談を受け付ける窓口を設置していますが、20日、21日と8月23日の祝日も休まず相談を受け付けることになりました。この3日間の窓口の電話番号は、086−224−9428、または086−223−3131です。