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花粉を運ぶハチ、年間約24兆円相当の経済効果

  • 2008年09月20日 20:12 発信地:パリ/フランス
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都内の浜離宮(Hamarikyu)で、満開の菜の花の周りを花粉を集めて飛び回るハチ(2006年3月11日撮影)。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO

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【9月20日 AFP】ハチなどの花粉を運ぶ昆虫は、果物、野菜、油料作物、コーヒー、カカオ、スパイスなどの作物の成長に貢献することで、毎年1530億ユーロ(約23兆8000億円)相当の働きをしているとの研究結果が、19日の米科学誌「Ecological Economics」で発表された。

 この論文を発表したのは、フランス国立農業研究所(National Institute for Agricultural ResearchINRA)で、授粉を媒介する昆虫の働きは世界の農業生産額の9.5%を占めているという。

 現在、欧州や米国でハチのコロニーが激減していることに対して懸念が高まっているが、ハチが絶滅すれば生産性が低下することから価格が上昇し、消費者に1900億ユーロ(約30兆円)から3100億ユーロ(約48兆円)の影響を及ぼすという。

 この試算には、ハチが絶滅した場合の、間接的な環境への影響は考慮されていない。(c)AFP

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