世界中が涙した短編詩「犬の10戒」から生まれた、
犬のソックスと少女の愛と絆を描く感動作
楽しい時も、淋しい時も、犬は黙ってそばにいてくれる。もし、犬たちが人間の言葉を話せたら、いったい私たちに何を望むのだろうか? そんな疑問に答えてくれる作者不詳の短編詩「犬の10戒」が今、世界中で静かなブームを呼んでいる。「千の風になって」の犬バージョンとも言えるこの詩では、犬から飼い主へのメッセージという形で、犬が私たちにして欲しい10の約束事が語られている。一度でも犬を飼ったことがある人はもちろん、犬との暮らしに憧れている人なら、ささやかで切ない犬の願いに、涙せずにはいられないだろう。そして2008年春、この詩から、一匹の犬とひとりの少女のかけがえのない10年間を描いた感動作が誕生する。
知っていますか?
犬たちのほんとの気持ち――
「犬の10戒」とは、インターネットで広まった作者不明の短編詩です。犬の気持ちから書かれた飼い主への10のお願いは、その内容が深い共感と感動を呼び、世界中の犬を愛する人から支持されています。「犬の10戒」を紹介するサイトは100万を超えると言われ、今や愛犬家で知らない人はいないとまで言われています。あなたはこの10の約束、守れていますか?
私と気長につきあってください。 Give me time to understand what you want of me. |
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私を信じてください。それだけで私は幸せです。 Place your trust in me. It’s crucial to my well-being. |
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私にも心があることを忘れないでください。 Be aware that however you treat me I’ll never forget it. |
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言うことを聞かないときは、理由があります。 Before you scold me for being lazy, ask yourself if something might be bothering me. |
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私にたくさん話しかけてください。 Talk to me sometimes. Even if I don’t understand your words, |
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私をたたかないで。 Remember before you hit me, I have teeth that could hurt you, |
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私が年を取っても、仲良くしてください。 Take care of me when I get old. |
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あなたには学校もあるし友達もいます。 You have your work, your entertainment, and your friends. I have only you. |
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私は10年くらいしか生きられません。 My life is likely to last 10 to 15 years. Any separation from you will be painful for me. |
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私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。 Go with me on difficult journeys. |