今、「水」を凍らせた結晶写真の本が静かなブームを呼んでいます。
題して「水は答えを知っている」。著者は江本勝氏という波動の研究で有名な学者です。
この本におもしろい実験が載っています。その一つに、ガラス瓶にご飯を入れ、「ありがとう」と毎日声をかけ続けたところ、一カ月後、麹のような芳醇な香りがし、発酵した状態になったのに対して、「ばかやろう」という言葉をかけ続けたご飯は、真っ黒に腐敗してしまいました。
さらに、まったく声もかけず無視し続けたご飯の瓶をつくったところ、「ばかやろう」と声をかけたご飯よりも、先に腐ってしまったそうです。
これらの実験は、もともと、物理学の中の量子力学と呼ばれる世界で常識となっている「全ての存在は、振動しており、それぞれが固有の周波数を発して、独特の波動を持っている。」ということの証明を、水の結晶を使って行われたものです。
その結果、単なる物質だけでなく、何と言葉や文字までもが、ある独得な「波動」を発していることが水の結晶写真によって証明されたというのが、この本のテーマです。
それは、「ご飯の実験」でも「水の結晶写真」でも、「波動」には良い波動と、悪い波動とがあり、よい波動を持つ言葉や文字は、ものを良い性質に変えていき、逆に悪い言葉や文字は、どんなものでも破壊の方向へと導き、エネルギーを奪い取るのだそうです。
水の結晶の実験では、「愛と感謝」の文字を見せたときが、最も完璧で美しい結晶が現れました。
意外にもこの結晶は、「愛」だけの文字を見せたときよりも、受動的と思える「感謝」の文字を見せたときの結晶によく似ているそうです。
「感謝」の波動の方がよりパワフルで、強く影響していると考えられます。
これらのことは、子どもたちの「いじめ」による自殺の一番の原因が「無視」、次に「言葉の暴力」であることと結びつかないでしょうか。
「愛と感謝」の気持ちを込めた「ありがとう」の言葉が、これからの世界と時代を変えていくのかも知れません。
次代を担う子どもたちに、まずお手伝いをしてくれたとき、「ありがとう」と声をかけてみませんか。
輝く瞳の青年に育つかも知れません。
浦安市長 松崎秀樹
(広報うらやすNo.735 2003年3月1日号に掲載)