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劇薬・農薬成分は検出されず 異臭あん事件
長野市の食品製造販売「丸生本店」の従業員2人が中国で製造されたあんをなめ、嘔吐(おうと)や手足のしびれを訴えた問題で、長野県警は20日、科学捜査研究所で調べた結果、あんから青酸や硫酸など劇薬類、農薬類は検出されなかったことを明らかにした。引き続き有害物質の特定を続ける。
一方、長野市保健所の20日の検査でも農薬類は検出されなかった。引き続き、ベンゼンなどの有機溶剤やカドミウムなどの重金属類について調べる。
同保健所によると、試食されたあんと未開封のあんなど4検体について農薬約130種類が含まれていないか検査、有害な濃度の農薬は検出されなかった。従業員は刺激臭がしたのでなめたとしているが、保健所の職員はにおいは感じなかったとしている。