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桜井淳所長に拠れば、吉岡斉が東大駒場キャンパスの理学系大学院(いまの総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系に相当)博士課程に在学中から知っており、ある会合で会ったこともあり、しかし、社会認識の差から、まったく共鳴できず、冷ややかな目で眺めてきたそうですが、大きな違和感は、まず、(1)文献調査だけから断定的な結論を下すことであり、つぎに、(2)自己主張のために相手に必要以上の冷水を浴びせることで、その具体的な例として、『科学革命の政治学-科学からみた現代史-』(中公新書、1987)のpp.150-152を挙げることができ、前者の例として、「たとえば科学史家の佐々木力は、小倉金之助の観点を忠実に継承している」(p.150)、後者の例として、吉岡は、佐々木力『科学革命の歴史構造(上)』(岩波書店)のp.243を引用し、つぎに、「科学革命がつねに(前進的な)社会革命と連動するとは限らないことがわかる。つまりそれと同等の比率で(後退的な)社会反革命とも連動しうるのである。これがニュートラルな革命共振説の立場から見た、理論的に最もバランスのとれた考え方である。・・・教養主義的科学観の枠組みのなかで唱えられてきたロマンチックな革命共振説は、産業化科学という新しい時代状況に合わせて、ニュートラルなものへと換骨奪胎されねばならない」(pp.151-152)と主張しているものの、佐々木から、「小倉金之助の観点を参考にしているが、忠実に継承しているわけではない」と反論されており、理論的思考のみで、歴史的な事例を挙げての論証をすることなしの革命共振説に対する冷ややかな揶揄についても、反論されており、吉岡(東大学部生の頃のことは、著書の編集を担当した編集者に話していますが、いまの思想的立場を明確にしておく必要があります)の主張の根拠のなさが読み取れるそうです。