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1605024                中国 

      沖ノ鳥島を「岩」と認識




 昭和58年に署名した国連海洋法条約に基づき、我国の沖ノ鳥島
沖の鳥島
(写真)の周囲半径200カイリを日本の排他的経済水域(EEZ)
に設定した。

 以来、どの国からも異議が唱えられることはなかったが、中国は
この島が日本の領土であることを認めているが、国連海洋法条約が
規定する「島嶼」ではなく、EEZを設定できない「岩」との認識
を示した。

 政府筋によると、今年中国が実施した違法な調査活動11件の内、沖ノ鳥島周辺
水域は半数を占めた。中国の見解はこれらの調査活動を正当化する意図があると
みられる。 

 中国側の主張に従えば、我国の国土面積をも上回る沖ノ鳥島周辺の広大なEEZ
を失う。経済的損失だけでなく、安全保障上の不利にも繋がる。

 自沈した北朝鮮の工作船を引揚げた平成14年、日本は中国に1億5千万円も
支払わされた。中国のEEZだったからだ。


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(平成16年5月25日号)

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