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14日、高知県の足摺岬沖で国籍不明の潜水艦が領海侵犯した問題で、中国紙は「日本のメディアや軍事専門家は中国の潜水艦だと決め付けているようだが、鯨を誤認した可能性も捨てきれない」と強い不快感を示した。写真は05年、演習に参加中の新型潜水艇。

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<領海侵犯>「日本メディアは中国の潜水艦だと決め付けている」―中国紙
2008年9月14日、高知県の足摺岬沖で国籍不明の潜水艦が領海侵犯した問題で、国営新華社通信のウェブサイト「新華網」は、「日本のメディアや軍事専門家は中国の潜水艦だと決め付けているが、鯨を誤認した可能性も捨てきれない」と強い不快感を示した。

この問題は14日午前6時56分、海上自衛隊イージス艦「あたご」が同岬沖の日本領海内で、国籍不明の潜水艦が潜望鏡を出して潜水航行しているのを発見。すぐに追尾したが同8時30分ごろ、見失ってしまった。防衛庁によると、日本や米国には該当する潜水艦がないため、国籍は不明だとしている。

記事は、日本メディアがこぞって、04年11月に中国の原子力潜水艦が日本領海内を潜水航行した事件を取り上げ、「今回も中国の潜水艦に違いない」という誤解を与えるような報道をしていると非難。その上で、「これまでも鯨や魚群を潜水艦と誤認したケースは少なくない。今回もその可能性はゼロではない」と強調した。

また、軍事専門家の小川和久氏が時事通信社のインタビューで、「あんなことをしでかすのは、中国海軍しかいない」とコメントしたことも紹介した。小川氏はさらに、「海上自衛隊の探査能力は米国に次ぐ世界第2位で、日本列島の周りにも対潜水艦網を設けてある。本当に海外の潜水艦が領海侵犯していたとすれば、かなり大問題だ」と述べている。(翻訳・編集/NN)
2008-09-17 18:11:31 配信

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