2007 年 1 月号
特集
開催迫る ちばデスティネーションキャンペーン
2月から4月までの3か月間、JRグループと千葉県、県内市町村、地元観光関係者、商工団体、NPO、大学などの連携による広域的な観光イベント「ちばデスティネーションキャンペーン (DC) 」が県全域で開催される。東京圏 (東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県) では初の開催だ。その成否は、全国から訪れる観光客を迎える地元の受入態勢にかかっているといっていい。そこで、開催を目前に控えた県内各エリアにおける企画・イベントの概要を一覧し、開催に向けて着々と進みつつある準備状況を概観する。
会社を強くする! 実践経営塾
高齢社会の経営戦略 (3)
自社ノウハウを生かして、高齢者商品を開発
さまざまな既存市場が縮小する一方、高齢者の増大に伴って、新たな市場が開きつつある。それをにらんで、高齢者関連市場に照準を合わせ、新規事業に取り組む企業が増えている。その基本は、自社の技術やノウハウを生かすこと。今回は、これまで培ってきた自社の強みを生かしながら、高齢者関連市場に向けた製品づくりを続け、第2の柱として育てている2社を紹介する。
「二代目」の挑戦
二代目だからこそ取れるリスクがある
小島章利[株式会社コジマ社長]
「安値世界一への挑戦」の企業コピーで知られる大手家電量販店の (株) コジマ。人口20万から30万人規模の都市を中心に、平均3,000m2の大型ロードサイド店を出店し、現在は全国に約230店舗を展開。来期は47全都道府県の出店を実現する予定だ。小島章利社長は今から4年前、創業社長の父から同社の経営を引き継いだ。社長就任後の3年間で、収益構造改革を成し遂げ、06年3月期の経常利益は前年比11%増を達成した。創業精神を生かして全社改革に挑戦する二代目の軌跡を追う。
企業最前線
建築現場の安全と効率化を目指し 画期的な仮設機材を開発
株式会社日本機材
建築現場での足場を中心とした仮設機材のリース・レンタル事業において、他社に先駆け3次元CADを導入し、わかりやすい提案を行うなど、顧客の立場に立ったビジネス展開で成長を続けてきた (株) 日本機材。労働災害ゼロを目ざし、メーカーとともに画期的な安全商品「ミレニューム」を開発、その普及に力を注いでいる。
先駆者の着眼
産業翻訳に特化した翻訳業界の最大手
株式会社翻訳センター
グローバル化の進展に伴い、さまざまな分野で翻訳需要が増す中、産業翻訳 (業務上必要とされる翻訳) に特化し、特許、医薬、工業、金融の4つの分野で事業展開を図っているのが、 (株) 翻訳センターだ。各分野に精通した業界最大規模の登録翻訳者約2,700人を擁し、高品質・適正価格・要望どおりのスピードで、企業のニーズにこたえている。
チャレンジャー
生きるか死ぬか──。 そのせめぎ合いが好きですね
中村圭太[俳優]
- 高校の野球部の練習は本当に厳しかった。15年生きてきた中で、あんなに苦しいことはなかったし、人生、もういやだ、と。
- 野球人生は、高校三年の県大会の準決勝で銚子商業に負けたときに終わった。それからは、ひたすら受験勉強 (笑) 。でも、いざ大学に入ってみると、雰囲気になじめない。ある日、街で見かけた看板に引かれて、ボクシングジムの門をたたいたんです。
- 「亡国のイージス」は、ものすごく心に残る映画です。緊迫したストーリーを日本を代表する名優たちが演じる。現場の空気も張り詰めていた。でも、撮り終わったときのあの解放感がいいんですね。