東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

全日空の障害はうっかりミス 社長ら減俸処分

2008年9月18日 19時33分

 全日空は18日、システム障害で国内線ダイヤが大混乱した14日のトラブルについて、同社データセンター(東京都大田区)にあるサーバーの暗号化認証機能が、担当者のうっかりミスで有効期限切れになったことが原因だったと発表した。

 認証機能は昨年9月から使い始めたが、有効期限を初期設定の「2008年9月14日午前1時44分」のまま変えず、担当者が失念。14日朝はその期限が過ぎたため、全国各地の空港カウンターで搭乗受け付け用の端末を立ち上げようとしても認証をクリアできず、一斉にエラーになってチェックイン業務ができなくなった。

 同社は山元峯生社長を減俸50%(1カ月)とするなど幹部10人を減俸処分にした。記者会見した長瀬真専務は「初歩的なミス。再発防止に取り組みたい」とあらためて謝罪した。

 全日空によると、昨年9月の段階でサーバーや端末の担当者は1年後に有効期限が来ることを相互に文書で認識していたが、期限を延長する措置を取っていなかった。

(共同)
 

この記事を印刷する