担当医の不起訴不当を議決 出産後死亡の医療事故長野県の軽井沢町国民健康保険軽井沢病院で2003年、女性が出産後に容体が急変、転院先で死亡した医療事故で、佐久検察審査会は20日までに、業務上過失致死容疑で書類送検された担当医師を不起訴とした長野地検の処分について、不起訴不当の議決をした。 同年10月、軽井沢町の鈴木良恵さん=当時(32)=は同病院で帝王切開手術を受けて長男を出産した後、腹腔内の出血が原因で容体が急変し、転院先で死亡した。 民事訴訟では東京地裁が06年7月、担当医師が出血の可能性を検討する注意義務を怠ったとして、町などに計約7000万円の賠償を命じ、その後判決が確定している。 遺族は「出血を疑うべきなのに、医師は容体が急変するまで診察をしなかった」と指摘している。
【共同通信】
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