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「本省が関心、慎んで」事故米大量購入、農政事務所は認知?

9月19日22時47分配信 読売新聞


 米穀加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が汚染された工業用の「事故米」を食用と偽り転売していた問題で、汚染米や政府輸入米の大量購入を続けていた同社に対し、農林水産省大阪農政事務所の職員が、今年6月ごろ、「本省が関心を持っているので行動を慎んでください」と電話で伝えていたことが、元従業員の証言でわかった。

 農水省側は否定しているが、元従業員は「普段、職員に言われる内容でなかったので印象に残った。すぐ社長に報告した」と話している。農水省側が同社の購入状況の異常さを早くから認識していたことが浮き彫りになった。

 元従業員によると、大量の事故米やミニマム・アクセス(MA)米の購入で、工場の加工処理能力に見合わない在庫状況が続いていたが、同事務所の消費流通課の職員から昨年秋以降、「そんなに買わなくてもいいのでは」などと、購入を控えるよう求める趣旨の電話が3回あったという。

 元従業員は「処理能力以上の買い付けをしていたので、(農水省側は)不自然とわかっていたのでは。それで職員が忠告してくれたと思った」と話している。

 農水省に対し、職員は「6〜7月にMA米の購入量が増えたことについて本省から質問があったことを伝え、用途をたずねた。忠告ではない」と話しているという。

最終更新:9月20日1時55分

主なニュースサイトで 「三笠フーズ」事故米の食用転売 の記事を読む

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