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朝青龍、引退危機!笑って「しょうがない」…大相撲秋場所6日目

 ◆大相撲秋場所6日目 ○安美錦(送り出し)朝青龍●(19日・両国国技館) 横綱・朝青龍(27)=高砂=が引退の危機に陥った。東前頭4枚目の安美錦(29)=伊勢ケ浜=に送り出され、痛恨の2敗目。近い関係者は7日目に対戦する栃乃洋(34)=春日野=に敗れれば、一気に引退を決意する可能性を言及した。優勝22回の暴れん坊横綱に力士生命最大のピンチが訪れた。

 朝青龍は笑っていた。土俵を割っても、悔しさをあらわにしなかった。「反応がよくない。しょうがないよ」。勝負へのこだわりを捨てたセリフが優勝22回の横綱の落日を象徴していた。

 心の乱れが立ち合いに表れた。4日目の稀勢の里戦では左手が完全についておらず、批判を浴びた。前日(18日)は武蔵川理事長の方針に反論。土俵では立ち合いに気持ちが奪われ、右手を大きく振りかぶった。いつもと違う動作は集中力を失っている証明だった。

 この異変を、ベテランの安美錦は見逃さなかった。「昨日みたいだったら、のど輪でいこうと思ったけど、手をついたからいなそうと思った」。振りかぶった右手が墓穴だった。安美錦の左への変化に体が泳ぐ。土俵際で踏ん張りながらも送り出され、わずか2秒8の完敗。「いい立ち合いをしようと思ったけどうまいことすくわれた」。悪態も舌打ちもない。相手をほめた姿に、暴れん坊横綱の面影はなかった。

 休場明けの場所で早くも2敗。近い関係者は、異常事態が起こる恐れを口にした。「これ以上、負ければ引退を決断する可能性がある」。8月には夢だった母国モンゴルでの巡業が成功。気分を良くし、場所前には精力的にけいこを重ねた。すべては7連覇時代の力を取り戻すためだった。別の関係者は「やるだけのことをやったのに結果が出なかったら、気持ちが切れてしまう」と証言。出場停止処分を受けて自宅マンションに引きこもった昨年のように、精神的に不安定な面があることは否めない。肉体的には左ひじの回復も遅れている。7日目で先場所敗れた栃乃洋に負けるようなら、引退を決断する可能性がある。

 打ち出し後は東京・墨田区の高砂部屋に戻り、近くの居酒屋にいた高砂親方(元大関・朝潮)に「明日も頑張ります」と出場を伝えた。武蔵川理事長は「けいこ不足じゃないか。けいこの貯金も使い続けるとなくなるからな」と突き放した。「明日も頑張るよ」。運命の栃乃洋戦。人生最大の大一番になる。


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