岡山放送局

2008年9月19日 18時57分更新

学校給食で安全確認進む


食用に使えない輸入米などが不正に転売されていた問題で、県内の学校給食でも、安全性に問題がないかどうか確認が進められていますが、県などによりますといまのところ、問題の輸入米などが使われていたケースは報告されていないということです。

県内の学校給食では、主食のごはんとして使われるコメのほとんどは岡山県学校給食会が、県内産のものを購入・販売しているほか、主食以外のおかずなどの食材はおよそ20%が県学校給食会、残りの80%は各市町村などが購入しています。

県学校給食会では、今月16日に「三笠フーズ」が転売したコメの流通にかかわった会社名が公表されたことから、食材の仕入れ先にこれらの会社と取り引きがあったかどうか調査しました。

その結果、すべての仕入れ先から取り引きはなかったと回答があったということで、県学校給食会では各市町村に調査結果を文書で伝えました。

県学校給食会の和田就煕・常務理事は「子供の食べる食材は安全であるべきで、今後も新たな流通先の公表などがあれば改めて調査したい」と話しています。

一方、名古屋市に本社がある「浅井」が転売した食用に使えないもち米が、京都市で給食に使われていたのが分かったことから、県教育委員会は19日、各市町村に通知し、こうしたコメが使われたケースがあった場合、直ちに報告するよう呼びかけました。

県教育委員会によりますと、現在のところ、こうしたケースは報告されていないということです。