岡山放送局

2008年9月19日 18時57分更新

シルバー人材セ 元主幹逮捕


岡山市のシルバー人材センターで経理を担当していた49歳の女が、センターの銀行口座から270万円を着服したとして業務上横領の疑いで逮捕され、警察では余罪があるものとみて調べを進めています。

逮捕されたのは、岡山市シルバー人材センターの元主幹で経理を担当していた岡山市問屋町の山本美貴子容疑者(49)です。

警察の調べによりますと、山本元主幹は、去年2月上旬から3月下旬ごろまでの間、6回にわたって人材センターの銀行口座から現金あわせて270万円を引き出し、着服したとして業務上横領の疑いが持たれています。

山本元主幹は、容疑を否認しているということですが、警察は余罪があるものとみて詳しく調べることにしています。

シルバー人材センターをめぐっては、およそ7600万円の使途不明金が明らかになって以降、山本元主幹を含め3人の職員が懲戒解雇され、センターはこの3人と当時の元理事長に対し、使途不明金の返還を求める損害賠償を求める訴えを起こしています。

岡山市シルバー人材センターの小林清文事務局長は、「元職員が逮捕されたことは大変、遺憾に思うが、事件の一部が解明されたことは良かった。裁判を通じて詳しい事実関係を明らかにし、いち早く市民の信頼を取り戻したい。」と話しています。