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国民年金45億円が「紙切れ」に…

サブプライムローン問題の影響で損失

 経営悪化により米国政府の管理下に入った2大住宅金融機関、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)について、国民年金管理公団が2社に対し500億ウォン(約46億円)程度を投資しており、その全額が損失となったことが明らかになった。

 国民年金管理公団は18日の国会の保健福祉家族委員会で、全恵淑(チョン・へスク)議員に海外株式投資内容に関する資料を提出した。この資料によると、9月現在、国民年金はファニーメイに3601万ドル(約38億円)を投資し91万1500株を保有、フレディマックには1007万ドル(約10億円)を投資し16万5000株を保有している。しかし最近、経営悪化に伴い2社の株式は事実上「紙切れ」レベルにまで価格が落ち、16日(現地時間)現在ファニーメイ株は1株48セント(約50円)、フレディマック株は1株25セント(約26円)で取引されている。

 また、グッドモーニング新韓証券は、破産を申請したリーマン・ブラザーズが関与する債券1000億ウォン(約90億円)相当を保有しており、損失を被る可能性が高いことが分かった。グッドモーニング新韓証券の関係者は、「イギリスのバークレイズ銀行が最近買収したリーマン・ブラザーズの北米投資銀行を通じ、証券に対する保証を受けられる方法を打診している。かなりの部分が回収可能と見ている」と語った。

呉允熙(オ・ユンヒ)記者

キム・ジェゴン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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