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「30人超の集団リンチ」と被害部員 学校側と異なる説明 東北高野球部暴行 (2/2ページ)
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しかし、被害部員の親族によると、暴行の対象は、釣りに行った2人と、別件で生活態度をとがめられた部員の計3人で、三十数人の2年生部員が3人を取り囲んだ。
中心選手が「お前の好きにしろ」と話すと、3人がまず被害部員をタオルでたたいたり、拳で殴るなど暴行。2人の部員にもそれぞれ数人の部員が殴るけるの暴行を加え、残る部員は3人を取り囲んだ状態で見ていたという。
さらに、両親に「集団リンチだった」と訴えた被害部員は、別の部員から「反省がない」と、部室に連れ込まれ、何十発も殴られた。部室入り口に見張り役の部員が2人いたという。
この部員は暴行されている間に吐き気を訴え、同日夜に実家に帰った際も嘔吐(おうと)を繰り返し、一時意識不明の重体に陥った。現在は意識を回復したが入院中。両親は暴行の内容を同校に伝えたが、異なる説明を行ったことに、被害部員はショックを受けているという。
五十嵐一彌校長は19日、取材に「そのような話はしらない」と話した。今回の問題で秋の宮城県大会の出場辞退が決まっている。