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滞在型市民農園:造成進行中 佐久市が利用者募集--来月3日から /長野

 ◇農村活況

 都市部からの移住、滞在者を増やし、農村地域の活性化を図る佐久市の滞在型市民農園「佐久クラインガルテン望月」の造成が進み、来月3日から利用希望者を募集する。同12日には現地見学会を予定、施設や隣接する遊歩道、近くの観光地などを巡る。オープンは来年4月だが、首都圏中心に多くの問い合わせが来ているという。

 クラインガルテン望月は、同市茂田井の9800平方メートルに、簡易宿泊施設「ラウベ」を設けた20区画で、100平方メートルの農園を含めて1区画約300平方メートル。3億2500万円(国の補助1億5750万円)で整備。ラウベはロフト付き40~50平方メートル、キッチン、バス、トイレ、電話、インターネットの設備付き。使用期間は最長5年までで、年間使用料は1区画38万円。

 県内のクラインガルテンは、94年開設で全国の先駆けとなった四賀村(現松本市)131区画、美麻村(現大町市)85区画など7市町で13カ所。田舎暮らしの流行でいずれも人気が高く、松本市の2カ所は毎年4~5倍の競争率。立科町の「蓼科農ん喜(のんき)村」15区画も予約がいっぱいで8~10年待ち。佐久市の場合も、既に関東地方を中心に約80件の問い合わせがあり、同市では初年度からの活況を期待している。【藤澤正和】

毎日新聞 2008年9月18日 地方版

 
 
 

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