2008年9月19日 19時23分更新
熊本市議会で、熊本市が運営する「熊本産院」を廃止する議案が可決されたことを受けて、存続を求めている市議会議員らが会見を開き、今後も産院の存続を求めていくことを表明しました。
熊本産院をめぐっては、熊本市議会で、熊本産院を来年12月末に廃止し、市民病院に機能を一体化する条例案が賛成多数で可決されました。
これを受けて、産院の存続を求める市議会議員や母親らで作る市民グループが市役所で会見を開き、「産院の廃止条例の可決は、施設の存続を求める、12万人にも及ぶ署名や、460件の要望や陳情を踏みにじる行為で断じて受け入れがたい」と述べました。
そのうえで今後も産院の存続を求めていくとしました。
メンバーの1人の北口和皇市議は、「市民の宝である熊本産院の存続とともに、今後は政令指定都市を目指す熊本市にふさわしい、総合的に子育てを支援する、子ども病院の新設なども提案していきたい」と話しました。