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市議会道立紋別病院特別委員会〜宮川市長が現時点の方向性を示す
(9月19日付け)
 紋別市議会の道立紋別病院問題に関する特別委員会(柴田央委員長)が18日、市議会委員会室で開催され=写真=、宮川良一紋別市長は西紋5市町村と道で協議が進められている広域連合での新しい病院運営について、西紋5市町村による「広域連合」が民間の医療機関に管理を委託する指定管理者制度による運営を進める方向で検討する考えを示した。ただ、その場合の「広域連合」には道は入っておらず、西紋5市町村のみでの運営となる。道がメンバーから外れた広域連合。しかも民間委託という変則的な方法に委員(議員側)からは困惑する声も聞かれた。
 委員会では事務局側(市保健福祉部〜広域医療担当)が西紋5市町村長や道、医療関係者らでつくる「西紋別地域における医療の広域化検討協議会」の検討状況を報告。
 2次医療、2次救急の確保を目指してその内容を検討していることを述べたほか、新しい病院の運営形態については「公設民営」での運営形態を考えていて、そのありかたは4種が想定されていることが示された。
 それによると、
 @北海道と西紋5市町村が共同で直接運営する方法
 A西紋5市町村が直接運営する方法
 B北海道と西紋5市町村が、民間に管理を委託する方法(指定管理者制度)
 C西紋5市町村の広域連合が民間に管理を委託する方法(指定管理者制度)
 の4種。
 このうちAとCが、道が病院経営から手を離し、市町村に運営の下駄を預ける方法になる。事務局によると道の病院で過去にそのようなことを行った例は、静内町、松前町、寿都町であり、その場合、道は手を離す代わりに「道が建物を全面建て替えする」「建て替え期間を含む8年間は収支差額の赤字分を道が補填する」ことを実行したという。ただしいずれも、これらの医療機関は1次医療機関で、道立紋別のような高度な2次医療機関の場合でも、道がこうした「特典」を付けるかは未定だという。
 鈴木敏弘委員、野村淳一委員らが「この点の見通しはどうなのか」と質問すると、事務局側は「(もしAかCでいくとすれば)、地域の2次医療、救急を守るためということで道に要望をぶつけていくしかない」と答えた。

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