モスクワ――ロシア国防省は18日、同国北西部の白海で新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラワ」の発射実験を実施し、成功したと発表した。原子力潜水艦ドミトリー・ドンスコイが発射し、ロシア極東カムチャツカ半島の射爆場に着弾した。
AP通信によると、ブラワの射程は8千キロ、核弾頭6個を搭載可能。過去に数度の発射実験を行ったがいずれも失敗していた。今年後半に初めて就役予定のボレイ級の新型原潜に配備される見通し。
ロシアは米軍が東欧で配備を計画するミサイル防衛(MD)をにらみ、ミサイル戦力の強化を推進。今年8月末には大陸間弾道ミサイル(ICBM)「トーポリ」の発射実験をしている。