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サムスン電機、中国の基板メーカー買収へ

 電子部品メーカー大手のサムスン電機は18日、台湾のプリント基板メーカー、頂倫企業(Jスリー・インターナショナル)の中国法人「頂倫電子工業昆山」(ユニキャップ・エレクトロニクス・インダストリアル)=江蘇省昆山市=の株式90%以上を約2000万ドル(約21億1100万円)で取得すると発表した。サムスン電機がグループ外の企業を買収するのは約20年ぶり。

 サムスン電機は「ユニキャップの株式90%以上を取得することにした。2009年初めの本格稼働を目標に生産設備を整備している」と述べた。サムスン電機はユニキャップ買収により、売り上げの40%以上を占める基板事業部のコスト競争力を向上させたい考えだ。ユニキャップは主に携帯電話用のプリント基板を生産している。

 今回の買収はサムスン電機にとって約20年ぶりの企業買収だ。グループ企業のサムスン電子もメモリーカード最大手の米サンディスクの買収を計画していることから、サムスン・グループが技術革新を通じた成長に代わり、企業の買収・合併(M&A)を通じた成長を目指す姿勢に転換したとの見方もある。

趙享来(チョ・ヒョンレ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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