回収焼酎、おいしく飲んでいた

富山市長、ＨＰで告白「驚いた」

　三笠フーズ（大阪市）が不正転売した事故米の流通が拡大するなか、富山市の森雅志市長は自身のホームページ（ＨＰ）で、原材料に事故米が混入したためアサヒビールが自主回収している芋焼酎を「ここ数日、おいしく飲んでいた。まさか事件の当事者になるとは」と明かした。

　ＨＰにある「週刊森雅志」（１３日付）のコーナーで「アサヒビールが自主回収するという報道に触れて驚いた。回収対象の『芋焼酎さつま司』をおいしく飲んでいたからである」と記した。ロット番号や製造時期を確認したところ、６月以降に出荷された回収対象の９商品の一つと分かったという。

　市長によると、焼酎は九州地方の知人からお中元として１２本贈られたもので、「８月末から自宅で、１人でちびちび３本飲んだ」という。ＨＰでは、残りの９本を希望者がいれば譲るとしているが、希望者は「もちろん、いない」。