岡山県が19日発表した08年度地価調査結果(7月1日基準)によると、全用途の変動率は前年に比べマイナス1・2%(前年度マイナス1・5%)と、16年連続で前年割れとなった。岡山市が0・1%と2年連続で上昇したものの、上昇幅は前年度から0・3ポイント縮小した。 県内では、全用途で下落幅が6年連続縮小。住宅地はマイナス1・2%(同マイナス1・4%)、商業地はマイナス1・2%(同マイナス1・5%)、工業地はマイナス0・7%(同マイナス1・2%)だった。 住宅地は、岡山市が0・3%と2年連続で上昇したが、前年度より上昇幅は縮小。67地点中32地点で上昇し、前年度を3地点上回った。 残る26市町村はすべて下落。瀬戸内市がマイナス2・6%、備前市がマイナス2・3%、赤磐市がマイナス2・2%で、人口減や高齢化などが影響し、岡山市のベッドタウンが下落幅の上位を占めた。