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2008年09月19日(金)

病床利用率低迷45% 当初見込み大幅下回る
大月市立中央病院 常勤医不足が影響

 大月市議会は18日、9月定例会の本会議を再開し、3氏が代表質問、4氏が一般質問した。石井由己雄市長は答弁で、市立中央病院の病床利用率が45・5%に低迷していることを明らかにした。市は本年度から病床を85床少なくして病床利用率を高めようとしたが、常勤医不足が影響して現状は当初見込みを大幅に下回っている。
 小原丈司氏(しんせい)が質問した。市と病院によると、4月から7月までの4カ月間の入院患者は8513人(1日平均は69・8人)で、昨年同期(1万3167人)より4654人(35・3%)減少した。外来患者も昨年同期より1045人(4・1%)少ない2万4550人だった。国は公立病院改革ガイドラインで、病床利用率が三年連続で70%未満になった公立病院は病床の削減や診療所への転換など抜本的に改革するよう求めている。同病院の病床利用率は2004年度から4年連続で70%を割り込んでいて、今年5月から病床を239から154に縮小した。新たな病床に基づいた年間の入院患者を約4万7000人、病床利用率を82・1%、総収益を23億8000万円と試算した。病床利用率が大幅に落ち込んでいるため、累積赤字が膨らんでいる経営状況はさらに悪化する可能性が出ている。大きな要因となっている常勤医は9月現在4人(外科3、整形外科1)で01年度の6分の1。東京女子医大からの派遣で10月から外科と内科の医師が1人ずつ増える予定で、同病院は「常勤医不足を徐々に解消し、病床利用率を少しでもアップさせたい」としている。同日はこのほか、西室衛(公明党)、佐久間史郎(共産党)、卯月政人(しんせい)、後藤慶家、小泉二三雄、奥脇一夫(無所属)の6氏が質問した。



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