岡山放送局

2008年9月19日 7時35分更新

「国民文化祭」催しも見直し

平成22年に岡山県で開かれる文化の祭典「国民文化祭」について、県は危機的な財政状況から大幅な見直しを打ち出していますが、個々のイベントの廃止や縮小についても早急にとりまとめたいという考えを示しました。
これは、石井知事が18日の県議会の一般質問で明らかにしたものです。

「国民文化祭」は、文化や芸術活動に取り組む市民たちが日ごろの成果を発表する文化の祭典で、平成22年に県内27のすべての市町村を会場に開かれることになっていますが、県は危機的な財政状況から大幅に見直す方針を打ち出しています。

これについて石井知事は「各市町村や文化団体から直ちに方針を示すようにと要望があり、関係者の意見を十分聞いた上で早急に方針を決めたい」と述べ、個々にのイベントの廃止や縮小についても早急にとりまとめる考えを示しました。

国民文化祭をめぐっては、県はすでに開会式と閉会式の規模の縮小を表明していますが、個々のイベントについては具体的な方針を示しておらず、各市町村の準備作業が一時、中断するなどの影響が広がっています。