2008年9月19日 7時35分更新
食用に使えない輸入米などが不正に転売されていた問題で、輸入米が流通した可能性がある県内の和菓子店では、商品の安全性について客に説明するなど対応に追われています。
大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」が不正に販売していた輸入米などは県内でも、菓子材料の販売会社2社を通して和菓子などのメーカー16社に流通していた可能性があることが分かっています。これらのメーカーでは、問題の輸入米が原料に混入した可能性がある商品は販売済みで、在庫はほとんど残っていませんでした。
各メーカーでは、その他の材料に問題の米が混入している可能性はないか仕入れ先に安全性の確認をしたり、客に商品の安全性について説明したりする対応に追われています。
このうち、倉敷市にある和菓子店では、いま使っている材料には問題の輸入米が混入している可能性はないことを示す仕入れ先の証明書を店先などにはって客に商品の安全性について説明していました。
和菓子店の店主は「安全性について出来る限りの確認をしているが本当に十分なのか分からない。農水省にはきちんと安全性を確かめて発表してもらいたい。」と話していました。
一方、この問題で、中国四国農政局には、消費者やメーカーなどから18日までに20件あまりの問い合わせが寄せられました。